Let's live happily

ニート女の旅日記

タイのパーイでヒッチハイク!?!?👍

スペイン人との1泊2日の旅行は私にとって忘れられないものになった。

 

2日目はパーイの中心部でご飯を食べた。

彼は私にこう提案した。

『今日のバスはもうない。タクシーはあるけど2500バーツもする。高すぎる。(バスだと200バーツで帰れる)明日だったらまだバスの空きがあるみたいだからそのチケットを今買って、もう1泊パーイに宿泊して明日の朝帰るようにするのが良いと思う。でもどうしても今日帰りたいというのなら、ヒッチハイクぐらいしか方法はないよ』

 

私は彼に

ヒッチハイクしたい!と伝えた。

 

こんな友達は嫌だと思われそう。

いやもう明日帰れよ!という言葉も聞こえてきそう。

 

でも私はヒッチハイクがしたいと思った。

 

なぜかと言うと、

私の死ぬまでにやりたいことリストの一つだったから。

でも女性一人でヒッチハイクをする勇気はまだなかった。

でも彼が一緒ならとても心強い。

本当に自分勝手な意見だが彼は了承した。

 

彼は現地の人を見かける度に、

この辺でヒッチハイクをしてチェンマイまで行くことは可能か

と尋ねていたが、だいたいの人が

『むずかしいとおもうよ〜』

と答えた。

 

 

彼は私にまた提案をした。

『1時間ヒッチハイクにチャレンジしよう。

それでも来なかったら、諦めてホテルを探そう。』

 

私はそれに同意し、1時間のヒッチハイクチャレンジをすることになった。

 

 

想像以上の大冒険になったパーイへの旅行。

どんな展開になってもその状況を楽しもうと心に決めた。

 

まずは目的地の街チェンマイまでの車でのルートを調べる。

パーイの街中ではなく、少し街を抜けたところのチェンマイまでだいたい1本道になるところを探す。

その道沿いにガソリンスタンドがあった。

 

彼はここが良いと思うと言った。

 

そこまですべての荷物をもって30分近く歩く。

途中にはウォーキング・デッドを彷彿させるような人の気配もないような広場や潰れた店が並ぶ道路があった。少し不気味だがまだ明るい時間なので動画を撮る余裕はあった。

 

歩いていると1台の車が私達の横に停まった。

 

年配の女性が窓を開け私達に話かける

『どこにいってるの?』

行き先が同じだったら乗せてくれようとしていたようだ。

なんて優しい人なんだ。

タイの人たちは本当にいい人ばかりだ。

でも、さすがに3時間もかかるチェンマイまでは行かないようだ。

 

 

私達は女性に『ありがとう』を伝え、

ガソリンスタンドに向かって歩く。

 

思っていたよりすぐガソリンスタンドについた。

 

私は彼に『楽しみだ。ヒッチハイクできるのが嬉しい』と伝えた。

彼も私に『楽しもう』と言った。

 

そして、彼は

『制限時間は1時間、10分づつ交代しながらヒッチハイクに挑戦しよう。

まず最初は僕が立つよ。君は君の番のために休んでて。』

と良い、車が通る度に手の親指をたてた。

 

『バイクにはヒッチハイクのサインは出さないよ。乗れないからね。』

『もし1人しか乗せることができないと言われたら君が乗って帰るんだ。』

『トラックの荷台に乗せてくれることもあるよ。』

『サングラスはしないほうがいいよね?怖い印象になっちゃうから』

 

そんな話をしながら、通る車にサインを出し続ける。

素通りの車を見送る。

私達もそんなに簡単に捕まるとは思っていないので

こんなもんだよねとまだまだ心に余裕を持って見送っていた。

 

 

 

すると1台の車が停まった。

 

女性2人組が乗っている。

彼が交渉してくれているのを私は少し離れたところから見ていた。

 

 

すると、女性2人が車から降りてきた。

 

私のところに彼が近づいてきた。

そしてこう言った。

『信じられない!チェンマイまで乗せてくれるって!!!!』

 

 

 

 

 

『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!』

 

 

衝撃すぎる事実だった。

 

 

車で3時間の場所まで見ず知らずの私達を乗せてくれる人が現れた。

しかもヒッチハイク開始から5分弱。

 

私がヒッチハイクのサインを出す順番が回ってくる前だ。

親指立てたかった〜

そんな気持ちもあったがそんなことはどうでもいい。

本当に奇跡だと思った。

嬉しさ、興奮、感謝、色んな感情が溢れてきた。

 

 

彼女たちはたまたまカウントダウンのためにチェンマイを訪れる途中だといった。

私達が乗れるように後部座席を空けてくれた。

2人共タイの方だった。

 

本当に神様のような存在だ。

 

素晴らしい御縁に恵まれた私達は無事にチェンマイに戻ってくることができた。

 

 

車を降り、彼女たちに何度もお礼を伝えた。

 

女神のような2人にさよならを告げてお見送りをした。

車が見えなくなるまで手を振った。

 

そして彼は言った。

『本当に信じられない。パニックだったよ。』

 

私は知っている限りの英語で

今の興奮と、彼女たちへの感謝、そして彼への感謝を伝えた。

 

出会って3日ほどしか経っていないが

素敵な友情が芽生えた。

 

ハグをして彼とはお別れをした。

 

こうして、タイでお散歩していたら仲良くなったスペイン人男性との旅行が終了した。

 

海外1人旅、色んな人に助けられて今日も無事に遂行することができている。

すべてのものすべての人に感謝。