Let's live happily

ニート女の旅日記

散歩してたらスペイン人の男性と友達になり1泊2日の旅行に行くことになった話。

私は散歩が好きでよく散歩をする。

それはタイに来ても変わらず朝だろうが昼だろうが夜だろうが散歩をしている。

 

お腹が空いたので外食でもしようかとチェンマイの旧市街と呼ばれるところを散歩していた。

 

出会いは急に訪れる。

 

小さなお店が5,6店舗集まった商業施設が可愛くて見とれていたときだった。

 

『トイレの場所を知りませんか?』

と声を掛けてきたのが、これから一緒に旅行に行くことになるスペイン人の彼だ。

 

私はトイレの場所はわかりません。ごめんね。

と伝えその場を立ち去ろうとした。

 

でも、彼は私を呼び止め

『あなたは韓国人ですか?』

と聞いてきた。

 

いいえ。日本人です。と答える。

 

その後、彼は日本を何度か訪れていることや、

色んな国を旅して回っていること、

好きな国ベスト3の発表など

色んな話をしてくれた。

 

とても楽しい時間だった。

 

そして彼は

『明日パーイに行くんだ』と言った。

 

私が先日ゲストハウスで出会ったトルコ人の青年に聞いて

行きたいと思っていた街の名前だった。

 

私も行きたいと思っていたと伝えた。

『明日一緒に行こうよ』と彼は言う。

 

でも、明日は予定がある。明日は一緒には行けないと断った。

明後日パーイに行こうと思っていたことを伝えた。

 

『そっかー。残念。

ご飯はもう食べた?

お酒は飲めるの?』

と彼は私を誘ってくれた。

 

彼と話すのはとても楽しかったが、

ごはんや飲みに行く気にはなれなかったので断った。

 

『OK!気にしないで』

 

と彼は言い、連絡先を交換し、一緒に写真を撮ってさよならをした。

 

 

 

次の日の朝、彼から連絡が来た。

『僕も明日パーイに行くことにしたから一緒にいこう』と。

 

私はすごく迷った。

パーイまではバスで3時間かかる。

1人でいくのは少し勇気がいるなと思っていた。

彼は英語が堪能だし、旅の先輩でもある。

そしていい人だと私は確信してる。

自分の勘を信じて一緒に行くことを決意した。

 

朝イチのバスに乗り、最終のバスで帰れば日帰りで行けると思っていた。

 

でも、バスは本数が少ない。

バスといってもミニバンだ。乗れる人数も限られている。

 

朝から行けるバスはもうなかった。

 

パーイは小さい町だが人気の観光地。

バックパッカーがたくさん訪れる町らしい。

 

『彼はパーイで宿を探そうと言った。』

パーイには宿がいっぱいある。ゲストハウスもある。

 

私は色んな判断材料を頭の中でかき集め

自分の身に起こるであろう危険もできる限り想像し、

たくさん悩んだ結果

スペイン人の彼と一緒にパーイに行くことに決めた。

 

そして彼はバスの予約をしてくれた。

私が宿泊しているゲストハウスまで来てくれるバスを予約してくれた。

 

『明日はあなたのゲストハウスに14時半に迎えが来るからお腹を満たして待っておくんだよ。』

と彼は言った。

 

とても優しくて頼りになる彼だ。

 

そうやって散歩途中で出会ったスペイン人男性との

1泊2日パーイ行きの旅がスタートした。